2015-2014

「恋愛事件捜査係 担当官は恋愛オンチ」

 富士見書房 富士見L文庫
 イラスト:田倉トヲル様

発売日:2015年5月15日
定価580円+税
ISBN:978-4-04-070630-6

特別知能犯捜査係に配属された元機動隊の刑事・上下中。
そんな彼の相棒となった泉州院雅は、頭脳明晰ながら人の感情が理解できぬ毒舌家で……。
生真面目&性格破綻の凸凹コンビが立ち向かうは、恋心を弄ぶ卑劣な結婚詐欺事件!!


「夜王の密婚」

 幻冬舎コミックス リンクスロマンス
 イラスト:亜樹良のりかず様

発売日:2015年4月30日
定価:870円+税
ISBN:978-4-344-83428-6

十八世紀末のイギリスに、女が一人も居ない謎の島があった。その島で若い男だけを対象に高待遇の働き手が募集され、集まったのは一見穏やかそうだが何らかの事情を抱えた人間ばかり。
そんな中、国王の命を受けた密偵であるアルバートは任務に忠実であろうと気を張るのだが、好みだと口説かれたジョエルと一緒に行動することになってしまう。
城内を探る二人が行き着いた伯爵の正体、島に隠された、夜ごと繰り広げられる甘美な秘密とは―。


「恋人は嘘を吐く」

 心交社 ショコラ文庫
 イラスト:亜樹良のりかず様

発売日:2014年11月10日
定価:620円+税
ISBN:978-4-7781-1718-4

手術時の麻酔の影響で記憶を失った蘭有利は、聞かされるプロフィールにどこか違和感を覚えながらも入院生活を送っていた。不安な気持ちに駆られる有利を優しく支えてくれたのは鹿嶋天道だった。
退院後、鹿嶋と同棲している恋人同士だと知った有利は、彼に惹かれていたこともあり幸せな気持ちでいっぱいになる。しかし、その頃から夢とも妄想ともつかない妙にリアルな映像が、頻繁に脳裏を過るようになり…。


「狼男爵~熱情のつがい~」

 幻冬舎コミックス リンクスロマンス
 イラスト:タカツキノボル様

発売日:2014年10月31日
定価:870円+税
ISBN:978-4-344-83249-7

人と狼の二つの姿と、五百年以上もの長い寿命を持つ神聖な存在、人狼――。
天性の美貌を持つ人狼・オーギュスト・ジャルジェ男爵は、数多の男女に求愛されながらも心満たされない日々を送っていた。そんな中、王に仇名す狼を討伐せよと命じられたオーギュストは、狼として育てられ、暗殺に利用されていた人狼・ギーと出会う。その瞬間、敵として対峙した彼こそが自分のつがいであると直感したオーギュストだが…!?

★シリーズ……「狼伯爵~永久のつがい~」「狼王~運命のつがい~」「狼皇帝~宿命のつがい~」
「狼男爵~熱情のつがい~」


「スーツの夜」

 心交社 ショコラ文庫
 イラスト:やまねあやの様

発売日:2014年8月9日
定価:660円+税
ISBN:978-4-7781-1675-0

「綿貫テーラー」四代目の紡は、店のビルのオーナー・砧伊織と長年に渡り密かな関係を持っていた。どんなに愛しても同じようには愛してもらえない。性処理の道具でしかないことに失望し別れようとする紡に、伊織が持ちかけたのはひとつの賭けだった。建設現場で働く若者を、スーツの似合うエレガンスな男にできるか否か。勝てば伊織から自由になり、負ければ愛人契約を結ぶ。紡は仕立て屋の誇りをかけてその賭けに臨むが…。

文庫にて復刊!※書き下ろしSS同時収録(初出:2001年 ショコラノベルズ・ハイパー)


「百日の騎士」

 幻冬舎コミックス リンクスロマンス
 イラスト:亜樹良のりかず様

発売日:2014年7月31日
定価:870円+税
ISBN:978-4-344-83177-3

英国に住む日英ハーフの大学生・寿音は、ストーン・ヘンジをバイクで旅行中、突然の爆風と共に現れた西洋甲冑を着た大男と出会う。言葉も通じず、周りの状況すべてに驚きを露わにするその男を家に連れ帰った寿音。身振り手振りと、わずかばかり聞き取れる彼のラテン語らしき言葉から分かったのは、彼がランスロットという名前と、彼が円卓の騎士の一人で魔術師により異世界に飛ばされてしまったという内容だった。
百日経てば元の世界に帰れるという彼の言い分に、半信半疑ながらも一緒に過ごすうち、紳士的な彼の内面に寿音は徐々に惹かれていく。いつか別れがくると知りながらも、その気持ちは止められず――。


「甘い想い出」

 海王社 ガッシュ文庫
 イラスト:山本小鉄子様

発売日:2014年6月28日
定価:620円+税
ISBN:978-4-7964-0564-5

海辺の町のパン屋の息子・芳生は、避暑で別荘を訪れた大手ホテルの御曹司・美埜里に出会う。厳格な家庭に育ち、甘い物を禁じられているという美埜里。素朴で優しい芳生は、欲しがるまま甘いカップケーキを食べさせた。
「僕、世界で一番芳生さんが好き。僕のこと嫌い?」
清純で砂糖菓子のような美埜里が可愛くて堪らなかった。身分違いの恋に苦悩しながらも、芳生は甘く優しく美埜里を愛した。――それから五年。芳生は東京のホテルでシェフになり蜜月を過ごしていたが、美埜里に見合いの話が持ち上がり!?